お仕事
わたしの良くない部分のせいで、お仕事を辞めざる終えなくなった。
一応、わたしの良くない部分は法に触れていないということは書いておく。
初めて出来た年下の先輩も慕ってくれた。
会うたびに「お疲れ様です!」って挨拶してくれた。
挨拶は当たり前だけど、とても癒された。
もう1人の年下の先輩は、サバサバしてるけどユーモアがあって、お化粧がいつも可愛かった。
同い年の先輩も仲良くしてくれた。
バサバサ仕事をこなしていく猫っ毛の小さい女の子、笑うとえくぼができるオールラウンダーの男の子。
2人とも良くしてくれた。
上司も比較的暖かい方々だった。
いい職場だったのに身体がついていかないのが悔しくてたまらない。
とりあえず"普通”が欲しい。
目に見える特技がない
音楽、絵、運動。どれも平均以下。
でも少しだけ人とたわいもないおしゃべりするのが得意だし、人見知りもあまりしない。
唯一のちょっとした特技なのかもしれない。
わたしは今、目に見えるものを何か始めたい。
家にピアノはあるものの、目の前のあの椅子に座ろうとは思わない。
ダンス、お月謝を見てびっくりした。
とてもじゃないけれど続けられない。
お料理、教室まで通うのがダルい。
絵、絶望。
全てを悲観的に捉えているから、何も始められないし何も始まらないのはわかっているつもりだが、どうしても一歩が踏み出せない。
どこかにお手軽なものないかな。
周りの芝生が青くて青くてたまらない
3年間通った大学を辞め、ビジネスの世界に本格的に入ろうとしている人。
ビジネスの世界に片足突っ込んだ時点で文末が方言になったり、強めの言葉になったりしたのは気になったが、私には到底そんな思い切ったことはできないので羨ましくも思うし、妬ましくも思う。
学費のお高い大学に入学したのに留年した上、中退した人。羨ましい。これも私には到底出来ない。
その企業では御法度のはずの社員と付き合い、交際して間もないのに避妊をせずに性交渉をし、妊娠した大切な友人だと思っていた彼女。
社員と付き合い始めた時も、結婚した時も、子供を身ごもった時も全て教えてくれなかった。私の存在ってそんなもんだったんだなぁととても落ち込んだ。
お互い貯金がないと聞いているので、罪の無い子供には大きな病気をしないで生きてほしい。
なぜみんな先だけを見据えて真っ直ぐ突き進んでいけるのか。
学歴を投げ打ってビジネスの世界で生きていく決断。
神経の図太さ。
欲に任せた行動。
すべて私は持ち合わせていない。
羨ましく、妬ましく、悔しい。